本学は，日本と中国の教育研究分野の連携推進と，グローバルな観点を持ちイノベーション精神に富む優秀な人材育成につなげることを目的として，11月11日（木）に中国長春市・吉林大学を会場とした北海道大学・吉林大学交流デーを，12日（金）に同じく長春市・東北師範大学を会場とした北海道大学・東北師範大学交流デーを開催しました。
　このイベントは，中国の学生たちに本学の最先端の学術研究成果や大学の歴史と現状を紹介し，日本の教員や学生との直接的なコミュニケーションによって，両大学間の研究・学生交流を促進するとともに，日中文化の異なった魅力を知ってもらうものです。本堂武夫 理事・副学長をはじめ，学部・研究科等から合わせて約30名の教職員及び学生が出席しました。
　両会場には，それぞれ吉林大学 趙継副学長（本学OB）や東北師範大学 史寧中学長，長春理工大学 孫偉志副学長（本学OB），独立行政法人日本学術振興会 福西浩北京研究連絡センター所長，日中経済協会北京事務所 角田貴美札幌経済交流室所長をはじめとする中国と日本の大学関係者，学生などが出席し，各参加機関による紹介や，地球環境科学研究院 古月文志教授による講演などに聞き入っていました。
　また，両大学と交流の深い学部・研究科等では，それぞれの大学と学生による研究交流セミナーが開催されました。11日（木）には本学法学研究科と吉林大学法学院が，12日（金）には本学理学院数学部門と東北師範大学数学・統計学院がセミナーを行い，両大学の学生の間で積極的な意見交換が行われました。
　各会場では，本学に留学経験のある教員による発表も行われ，両大学の学生たちが興味深く耳を傾ける様子が見られました。
　留学相談会では，本学に興味を持つ中国人学生が集まり，教員や北京オフィススタッフに熱心に質問をしていました。
　今回のイベントでは，両会場あわせておよそ350名の参加がありました。本学は今後も海外でのPRに力を入れ，国際的な研究・学生交流の推進に努めてまいります。